「ぞぞっとこわいおはなしかい」

新型コロナ感染症予防のため、一度は中止になった「ぞぞっとこわいおはなしかい」ですが、感染予防に最大限配慮したうえで、9月12日(土)に実施することができました。前回お申込みされた方たちを中心に、12名の子ども達がこわ~いおはなしかいを楽しみに集まってくれました。

今回は会場に入れるのは子どもだけ…ということで受付で「おまもりカード」をもらって入場!お話を聞いていて「こわいよ~」となった時には「おまもり」が守ってくれるからね、の説明に「こわくないし!」の頼もしい声があがります。でも、あまり怖くないものから、だんだん怖いお話になってくると…会場が静かに。

途中ちょっと休憩を兼ねて身体を動かします。「いっぴきおばけ~」の歌に合わせて、右手をユラユラ、次は左手、右足、左足、頭と増えていって…さいごは「わっっ!」の声に合わせてお化けたちが降ってきました。

さあ、ますます怖くなってきます。「きらり応援隊」による学校の怪談の絵本2本立て!おまもりカードをぎゅっとにぎって、聞いています。その後は、もう公園のトイレに行けなくなるかもしれない絵本『おいで…』。(写真:冒頭)

「これは、児湯郡のおはなしです…」にひきこまれ、やまんばに追いかけられる姉妹に固唾をのむ民話の語り「そばの花」と続き、怖さは最高潮。聞いているお姉ちゃんが、横に座る小さい弟に思わず「だいじょうぶ?」と聞く姿が微笑ましかったです。

「これが最後の1冊です。」でホッとした空気がながれます。最後は静かに子守歌の絵本。「ねんねんよ~」で終わったとたんにガンガンガンッと外から鳴り響く大きな音。思わずビクッと振り返ると…。

ほそ~い手がおいでおいでと手招きします。きらり応援隊のひとりが勇気を出して外へ。黒い袋をもらって戻ってきました。中身は…最後までお話を聞けた子ども達へのお土産でした。「中にこわ~いものが隠れてるから、あけちゃダメだよ」と言われても、怖いもの見たさであけちゃいますよね。

参加してくれた子ども達は、みんな最後まで聞いてくれました。ありがとうございました。

久々のおはなしかいをもりあげてくれた読み聞かせボランティア「よむよむの森」さん「きらり応援隊」の4人ありがとうございました。